勤労感謝の日によせて
こんにちは、清澤司法書士事務所のスタッフです。
11月23日は勤労感謝の日ですね。「働くこと」や「働いている人」に思いを寄せるこの日に、司法書士の仕事について、少しだけお話ししたいと思います。
司法書士の仕事は、あまり目立つものではありません。
けれども、誰かの人生の節目にそっと寄り添い、安心を支える役割を担っています。
たとえば相続の場面では、大切な方を亡くされたご家族が、悲しみの中で複雑な手続きを進めなければなりません。登記、戸籍、遺産分割、相続放棄─私たちは、そうした手続きをできるだけわかりやすく、できるだけ負担の少ないかたちで整えるお手伝いをしています。
また、成年後見や家族信託など、将来に備えるご相談を受けることもあります。
「まだ元気だけれど、いざというときに家族に迷惑をかけたくない」
そんなお気持ちに寄り添いながら、制度の仕組みを丁寧にご説明し、必要な書類を準備していきます。
ただ、司法書士の仕事は、単に書類を扱うだけではありません。
人の想いを受けとめ、言葉にし、法的なかたちに変えていく。その過程には、多くの対話と、多くの気づきがあります。日々の業務は地道で、目に見えにくい部分も多くありますが、正確さと丁寧さが求められる仕事です。その積み重ねが、依頼者の方々の信頼につながっていくと考えています。
勤労感謝の日にあたり、私たち自身も「働くこと」の意味をあらためて見つめ直し、これからも一つひとつのご依頼に誠実に向き合っていきたいと思います。
司法書士の業務内容については、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
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