11月に届く裁判所からの通知とは?

裁判員制度(清澤司法書士事務所)

こんにちは、清澤司法書士事務所のスタッフです。

毎年11月になると、「裁判員制度」の候補者通知が届くことがあります。これは、翌年の裁判員候補者としてリストに記載されたというお知らせのみで、必ずしも裁判員になるわけではありません。
裁判員制度は、重大な刑事事件の裁判に、裁判官とともに一般の方も参加して判決を考える仕組みで、2009年に始まりました。社会全体で法律に向き合うという考え方が背景にあります。

このように、法律や司法が市民にとってより身近なものになる流れの中で、私たち司法書士の役割も広がってきました。

たとえば、2002年には法律が変わり、特別な研修と試験を受けた司法書士は、簡易裁判所での代理人として、裁判に出ることができるようになりました。 「貸したお金が返ってこない」「敷金を返してもらえない」といった、身近なトラブルについて、司法書士が本人の代わりに裁判所で手続きを行うことができます。

法律は、特別な人だけのものではなく、私たちの暮らしのすぐそばにあるものです。だからこそ、困ったときに気軽に相談できる「地域のかかりつけ法律家」として、司法書士のことを思い出していただけたら嬉しいです。