「ここでいい」より「ここがいい」🏠 若年性認知症の姉の施設を探して

こんにちは、清澤司法書士事務所のスタッフです。
若年性認知症の姉の症状が進み、病院から施設入居をすすめられるようになりました。
最初に提案されたのは、群馬県の施設でした。「電車1本で行けますよ」というのが候補の理由でしたが、実際には見学に行くだけでも半日がかりになりそうな距離です。何かあったときにすぐ駆けつけられるのか、姉が不安になったときに顔を見せに行けるのか…そう考えると、どうしても納得できず、その場でお断りしました。
施設探しを始める前は、「まずは費用」と思っていました。もちろん金額は大切です。ですが、実際に探し始めると、それだけでは決められないことばかりでした。立地や周辺環境、施設内の清潔感、スタッフの雰囲気、医療との連携体制、食事内容、入居者の表情。パンフレットだけではわからないことが本当に多く、「どこなら安心して暮らせるのか」を考え続ける日々になりました。
さらに、姉は判断力が低下しているため、確認や契約の多くを私が担わなければなりませんでした。だからといって、私の都合だけで決めるわけにもいきません。これからの姉の生活そのものに関わる問題だからこそ、焦りながらも慎重に選ぶ必要がありました。
しかも病院からは退院時期の話も出ており、「早く決めなければ」というプレッシャーもあります。施設探しは、想像以上に心身の負担が大きいものだと実感しました。
そこで私が重視したのは、「通いやすさ」と「本人が穏やかに過ごせそうか」という点でした。自宅から電車で1時間以内であること。介護中の両親宅からも無理なく行けること。そして、姉が孤立せず、落ち着いて暮らせそうな空気感があることです。
最終的には、いきなり長期契約をするのではなく、まずは1か月の体験入居から始めることにしました。実際に生活してみないとわからないことは多く、本人の反応を見る時間はとても大切だと感じています。
✅ 施設探しのチェックリスト
- 家族が無理なく面会に行ける距離か
- 居室や共有スペースが清潔に保たれているか
- スタッフの人数や対応に安心感があるか
- 夜間や緊急時の対応体制が整っているか
- 医療機関やリハビリとの連携があるか
- 食事内容や栄養面に配慮されているか
- 入居者が孤立しにくい雰囲気や工夫があるか
- 入居金や月額費用、追加料金が明確か
- 見学時の本人の表情や反応に無理がないか
- 体験入居や短期利用が可能か
施設選びでは、「妥協したくない」という思いが強くなりがちです。
けれど、あまり完璧を求めすぎると、かえって決められなくなることもあります。
だからこそ、チェックリストをつくって優先順位を決めること、そして「ここまでは譲れる」という妥協ルールを考えておくことも大切だと感じました。自分の中で整理しておくことで、迷いが少しずつ減り、納得のいく選択に近づけます。施設選びは、「空きがある場所を探すこと」ではなく、「これからの暮らしを選ぶこと」なのだと思います。
特に認知症の場合は、環境の変化が大きなストレスになることがあります。だからこそ、本人の気持ちを置き去りにせず、見学や体験入居を重ねながら少しずつ慣れていくことが、安心につながるのではないでしょうか。
清澤司法書士事務所では、老人ホーム紹介のご相談も承っております。施設探しで迷われている方、何を基準に選べばよいかわからない方は、ぜひ無料相談をご利用ください。費用や契約内容だけでなく、介護や相続の視点も含め、ご家族に合った選択を一緒に考えてまいります。
