台風と空き家について感じたこと

台風と空き家
こんにちは。中野リーガルホームのスタッフです。
台風といえば9月のイメージですが、最近は10月にずれ込むことも増えていますね。
雨風が強まるたびに、ふと「この前見かけたあの空き家、大丈夫かな…」と気になることがあります。

実際に、台風で屋根が一部崩れた空き家が近隣に損害を与え、所有者が損害賠償を求められたというケースを見ました。登記が古く、相続登記も未了だったため、責任の所在が曖昧になり、対応に時間がかかったとのことです。最近では空き家とは違いますが、東京都杉並区で擁壁の崩壊によって家屋が倒壊する事故も報道されました。建物の老朽化だけでなく、地盤や境界の管理も含めて、見えないリスクは確かに存在します。

「空き家を相続するのだが、どうしたらいいか」「実家が古いのだけど相続しなきゃダメ?」というご相談を受けることがあります。一番大切なのは、「放置しないこと」と「家族で話すこと」。
空き家は「誰のものか」がはっきりしていないと、災害時にトラブルのもとになります。
とはいえ、各ご家庭とも事情はさまざま。「遠方に住んでいて管理が難しい」「相続の話が進まない」「登記のことがよくわからない」など、その“ちょっとした困りごと”に寄り添うのが、私たちの役割だと思っています。

司法書士としては、相続登記や財産管理の整備を。
不動産スタッフとしては、現地確認や管理委託のご提案を。
それぞれの専門性を活かして、安心できる備えを一緒に考えていきます。