事務所員の独り言〜急性内斜視にご用心〜

先ほど地震がありましたが、皆様大事ないでしょうか。

震源は千葉県の南沖。東京都内で震度4を観測したのは約1カ月ぶりだそうです。(yahooニュースより) でも、「一カ月ぶり」で話題になるのですから、日本は地震の多い国ですよね。

さて、本日はこの週末読んだ新聞記事から、興味深い話がありましたのでお話します。

記事は「急性内斜視にご用心」というものです。読まれて方も多いかと思います。内容を要約すると、最近若い方(10代~20代)の方を中心に内斜視という目の病気(症状)が増えているとのこと。症状はいくつかあるようですが、「複視」が急性内斜視特有のもので、字から察せられる通り、物が2重に見えるようになるそうです。

原因はというとそのほとんどがスマホの使い過ぎによるものと考えられています。スマホはパソコンよりも目に近い位置で使うため、目が中側による(より目の位置になる)。そのため目の動きをつかさどる筋肉のうち内側に寄らせる筋肉(内直筋)が酷使される為、同筋肉が収縮したままになってしまい発症するのでは無いかと考えられています。(ただし、この因果関係は、まだ明確に実証されたものではないとのことです。)

物が2重に見えることで、10代ですと授業中の黒板が見えづらくなり、勉学に支障をきたし、しいては不登校に至るケースもあるとか。同世代の子供を持つ身としては、心配な事柄だと感じています。

現代人として、スマホやタブレットは、既に手放せないツールとなりつつあります。(なかった時代を経験している身としては、「そんなもの無くても・・・」と言ってはみますが、一度手に入れた「便利」をいまさら手放せないのが正直なところです。)多くの方は、今さら手放せないのが実情だと思います。とは言っても使い過ぎは何事にも支障を来すのが事実です。寝ても覚めても、外を歩いているときの、車の中でも、自転車乗っても(先日実際に見かけました。あまりの器用さに感心してしまいました。)スマホを見ているのは、どうかと思うのは私だけでしょうか。

ちなみに、予防策としては、一般的な疲れ目対策と同じで、定期的(10分程度)ごとに1回3~4メートル遠くを見るなど、目の周りの筋肉を使う(固めない、ほぐす)様にすること。また、画面の位置を目から30センチ以上離すことなどが挙げられています。

また、発症してしまった場合は、早めに医療機関にご相談頂くことがよいでしょう。薬や手術等、いくつかの対処方法があるようです。

とにかく、便利なものは活用するにべきですが、使い方は充分に気を付け、健康には留意したいものだと思います。