お悔やみのマナー

昨日から、急に夏らしくなり、体がついてこないのに年を感じてしまいます。ネットのニュースで見ましたが、中国地方が梅雨明けしたそうです。いよいよ本格的な夏到来でしょうか。今月前半の天候からは「今年は冷夏か?」と思ったのですが、やはり暑い夏が来るのでしょうね。先日、桃を頂いて、味が薄かった(みず水しいのですが、甘みが足りない。)話をしましたが、暑い夏が来て秋の果物がおいしくなることを祈っています。

さて、本日の話題ですが、そろそろ「お盆」にちなんで(?)お悔やみのマナーについてです。とは言ってもいつも通り新聞の受け売りなのですが。この記事は23日(火)の日経新聞の夕刊に載っていました。正直なところ、日経新聞って朝刊はしっかり読みますが、意外と夕刊って読みませんよね。私も昔はあまり読まず、配達されてもそのまま古新聞行きが多かったのですが、最近このブログを書くようになってから、話題を夕刊から拾うことが多く、よく見るようになりました。(読むと意外と面白い記事が多いと思います。)

さて本題ですが、皆さん親しい人の訃報を受けた時、どうすればいいか。マナーとかを考えたこと有りますか。私も今まで、何回も突然の訃報に接し慌てた経験があり、その時は「次回の為に必要なマナーを整理しよう」と思うのですが、実際「喉元過ぎると・・・」の典型で、整理したことは有りません。

例えば服装。基本は礼服を着用。社会人になったら、1着は冠婚葬祭用の礼服は用意しておいた方が良いとのこと。これは私も今から数十年前社会人になった時に親に言われ買いました。秘訣は将来のウエスト肥大を考慮して大き目の(というよりウエストが大きい)ものを買っておくこと。そしてベルトではなくサスペンダーで運用することです。正直言うと当時買った礼服、今サイズがぴったりです。もちろん派手なアクセサリーは極力避けます。真珠のアクセサリーと結婚指輪は問題有りません。

 葬儀が仏式の場合、数珠は必須。数珠は葬儀中は左手に持ち、椅子などに置くことは避ける。家族間で貸し借りするものではなく、数珠入れと一緒に1つ用意しておくことが必要です。

 また、通夜や葬儀の会場での振る舞いにも注意しましょう。故人との関係によっては、式場で久しく会っていない知り合い会う可能性もあるかと思います。しかしそこはあくまで故人をしのぶ場、無駄な会話は慎みたいものです。香典返しを受け取る際や通夜振る舞い(通夜の時に出される食事)に案内されるとき、ついつい「ありがとうございます。」と言ってしまいそうですが、これはNG。(私は知りませんでした。)「恐れ入ります」「頂戴致します」というのが正しい言葉の使い方だそうです。

香典の出し方にも作法があるとのこと。通夜や告別式に出席できず、後日送りたい場合、現金書留で郵送するのは問題ないとのこと。もちろん手紙で一言気持ちを添えるのがマナーだと思いますが。また送る時期は直後ではなく一週間程度置いてからの方が良いそうです。

香典ときたら不祝儀袋ですが、皆様どのように選んでいますか。まず水引が付いているものと印刷されているもの。目安は中に入れる金額とのバランスだそうです。1万円以上の金額を入れるのであれば現物の水引がついているもの、1万円未満であれば印刷のものを選ぶのが望ましいとのこと。一般に入れる金額は知人や職場関係の人なら5千円~1万円、親族なら1万円~3万円、両親なら5万円~10万円程度が目安とのこと。自分の両親が亡くなった時にも香典を出すこと、私は初めて知りました。自分が喪主でないのであれば香典を出すのがマナーみたいです。びっくりです。

ちなみに、不祝儀袋には「御霊前」と「御香典」がありますね。使い分け知っていますか? 神式やキリスト教式の場合は「御霊前」で仏式の場合「御香典」です。表書きは薄墨(筆ペン可)が正式ですが、今は濃墨で書いても問題はないようです。ただし、ボールペンやシャープペンシルはNG。前に読んだ本では万年筆もNGでした。それから御香典には「ふくさ」が必須です。受付でおふさから取り出し「このたびは誠にご愁傷さまです」と一言添えて丁寧に渡しましょう。ちなみに「ふくさ」の色は紫色を用意しておけば慶弔両方に使えるので良いかと思います。

いろいろと必須のものがありますが、不幸を聞いてからでは間に合いませんので、この際私も準備しておくようにしたいと思います。